愛せる絵についてー美貌の青空

こんにちは。サイトを作ってから雑記書きすぎだった気がするのでちょっとずつペースダウンしていきたいです。今週も副業の締め切りがギリギリでつらいです…毎週毎週飽きもせず締め切りに追われてるの愚かかもしれないけど、夏休みの宿題も最終日に苦しんでた気がします。

私は今年の4月にiPadを買って絵を再開したのですが、その時の目標は「自分の絵を愛せるようになりたい」ということでした。2013年ごろから自分の絵が好きではない・これ以上どうにもならないと思うことが増えて、ずっと絵を描いてきた人生だったのでこの10年?11年は本当に寂しかったです。iPadを買うにあたり、せっかく高い買い物をするのだからやれるだけやってみようみたいな気持ちだったと思います。

4ヶ月絵を描いた結果として、愛せる作品ができたか?と言われるとそれは割とYESだなと思います。完璧からは程遠いですし、私の絵よりも魅力的な作品は毎日Xに流れてきますが、自分なりに愛せる作品は何枚かできたと思います。「生活を愛せるようになるまで」も好きですし、最近描いた「BELOVED」も描いた当初はそんなに良さがわからなかったのですが、時間が経つにつれて自分に馴染んできた気がします。

今まで描いた作品の中でどれが一番好きか?と聞かれたら「美貌の青空」かなと思います。このイラストはあまり反応はなかったのですが、なんか自分の中では大好きです。

もともと7/7に小説を全部アップしたいから、それに合わせて青島誕生日イラストを描こう!というのが描いた動機だったはずですが、描いているうちに小説の内容を反映していったのが自分の中で特別感を増した理由なのかなと思います。

小説「美貌の青空」を書いていた時、同時並行で宮地尚子さんの「傷を愛せるか」、そしてその本の中で紹介されていた天童荒太さんの「包帯クラブ」を読んでいました。「包帯クラブ」の中では、主人公の女子高生ワラがディノという不思議な男の子との出会いをきっかけに、自分が傷を受けた場所に包帯を巻いてもらうことで少し心が軽くなることに気が付きます。目に見えない傷であっても、包帯を巻いてもらうことでそこに傷があることを認めてもらえた気持ちになれる、ということが書いてあり、「目に見えない傷でも包帯を巻いてもらっていいんだ」と、はっとしました。その発想はなかった・・

小説の中では高校生の椿さんが青島の家を訪ねた時に青島が腕に包帯を巻いていた描写がありますが、それ以降はケガの描写などはありません。だけど、その時の傷が治ったから大丈夫になっているかというとそういうわけではないことが描きたくて、この頃結構青島が包帯を巻いている絵を描いていたと思います。では椿さんは?と思い、彼にも包帯を巻いてあげるべきでは?と感じ、小説の以下の文をベースにラフを考えていったと思います(自分の小説引用するの謎だが)。

彼は僕のことを恋愛対象ではないと自覚しながらも、ただの情なのか、惰性なのか、離れていくことなく延々と性行為を受け入れ続けた。彼が僕のことを恋愛の相手として受け入れないことに僕が傷つき続けたのと同じように、そのことで青島もなんらかの傷を引き受けたのは明らかである。そういう意味では、お互いに理解しあえない傷と傷の間で、この関係が成り立っていたともいえる。(美貌の青空#3)

私は何度も書いている通り小説を書いていると椿さんに対してイライラしたり怒りの感情を抱くことが多く、かつ彼が世間的にも強者であることから、椿さんに関してはあまり労ったり苦しみを理解しようとしてきませんでした。でも、10年近く片想いしている相手から、気持ちを返してもらえないどころか、どこかで利用されていることにうっすら気が付きながら好きでい続けるというのは結構しんどいことなんじゃないかとも思います。私の創作は青島に痛みをかなり引き受けさせているところがあるので、椿さんの痛みについては「大したことないし、あなたは大丈夫でしょ」と考えてしまいがちなのですが、誰かに比べて浅い傷だというのは、その傷が痛くないということではもちろんありませんよね。椿さんに対してそういう労りの気持ちを持つことができたから、この絵が好きなのかもしれないです。

あと、絵的に椿さんは自立しているのですが、青島の重心は椿さんの方に傾いていて、支えがあるので立つことができているところも割と好きです。背景が何らかの屋上っぽいのは、「包帯クラブ」の中でワラとディノが出会ったのが病院の屋上だったから影響受けてるのと、セレストブルーの空が描きたかったからです。

ここまで書いて、私が自分の絵を愛そうと思ったら、物語がある絵ということが大前提なのかな?と思いました。これからも自分が愛せる絵を追求していきたいです◎

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