2/16(日)コミティア151に参加してきました。当日スペースまでお越しくださった方、お話ししてくださった方、足を止めてくださった方、またXで反応いただいたりと、誠にありがとうございました。差し入れもとても嬉しかったです。コミティアには初めて参加しましたが、東京ビッグサイトという大きなハコに集った方々がそれぞれ自分の好きなものを作品にしているのを見ると、なんというかものづくりに対する熱意が凄まじくてあの場にいるだけでパワーをもらえました。自分の好きなもの、これがいい! と思うもの、を形にして販売するのはエネルギーがいることだなあとあらためて実感しました…。
ずっと欲しかった相互さんの本や、一目惚れしたイラストレーターさんの本、素敵な写真集などもお迎えできてホクホクです。

私のスペースでは、今回は「美貌の青空」小説本・イラスト本・ポストカードを出品させていただきましたが、小説本は元々部数が少なかったこともあり全てお迎えいただけて大変ありがたかったです。当初、「Webに全文公開しているからあまり需要はないだろう」と考えていましたが、実際に確認をさせていただく中で、「紙で欲しい」と言ってくださる方が多くて驚きました。だけどWeb小説の形だとなんとなく続きを読む気が失せてしまったり、目が疲れてしまうという理由で「読みたくても読みきれない」ということはあるのかもしれませんね。あらためて、本を作るにあたって背中を押してくださった方に感謝です。
再販については、私が本棚にB6上製本を仕舞いたいというとても個人的な理由により、次はB6サイズを印刷してみます。

せっかくなので、「美貌の青空」を書いた時のことについて書きます。一応、ネタバレなどもあるので隠しておきます…。

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先週あたりに、もう椿さんと青島については語り尽くしてしまったんだよな・・という気分になってしまい、SNSに何を投稿したら良いかわからなくなったりしてました。椿さんと青島のお話をいろんな人に読んでいただきたいけど、そもそもBLだし、BLの中でも別れる話って基本的にあまり好まれないのかな(特に椿さんの場合はHLカプに最終的に行き着くし・・)と思ったりしていました。

そんな中でなんとなく去年創作を再開した時に描きたいと思っていたギリシャ神話パロのイラストを描いてみたら、自分でもびっくりするぐらい楽しくて今いろんなスケッチをしながらお話を考えています。お話を考えると言っても、基本的にはギリシャ神話を下敷きにしているので、あまり解釈の余地は残されていないかなあと思ったりもするのですが、それでも登場人物の気持ちについて「こういう見方もできるんじゃないか」といろんな視点を探ってみるのはとても楽しいです。

元々、イラストを再開しようと思ったきっかけが、「12星座の華やかなイラストを描いてみたい」ということでした。私は少し前に集中的に西洋占星術について学ぶ機会があり、その中で「当たる・当たらない」という占い自体よりも、西洋占星術の世界観や物語に興味を持つようになったこともあって、「イラストを描くならこれかなあ」とぼんやり考えていたのでした。(結果的に、絵を描き始めてみると昔の創作をやりたい気持ちが強くなって美貌の青空を描くことになりました)

小説でも現代物ばかり書いていたせいで、「自分にはファンタジックで華やかなイラストは向いていない」「引き出しがない」と感じがちだったのですが、そういう苦手意識も克服できたら良いな・・と思ってます。

まだ考え始めたばかりで、きっとお見せできるとしても結構先になってしまうと思うのですが、私自身も完成形を見たい!という気持ちが強いので、まずはスケッチをしながら物語を固めていきたいです。

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物語を描き終わってしまうと多かれ少なかれ心境に変化が生じてしまってその物語に関するイラストを描けなくなるという現象に以前なったことがあり、今回はそうならないといいなと思っているのですがやはり徐々に片鱗というか…が見え始めているのでよくないです。今回も書き終わったことでキャラクターがどっか行ってしまいそうな気がするので、必死に繋ぎ止めている感じがしています。そういうわけで、青島と椿さんのイラストを描きたいけど全く思い浮かばないなーと思って描いたのがこのアオでした。

アオは今描いて(書いて)いる青島の原型としてもともとあったキャラなのですが、キャラクターページにもある、アオとアオのいとこのコウ、それと近所に住んでる涼ちゃんという女の子の3人の一夏の物語(HighBlue)の主人公でした。子供の頃、この創作を6年ぐらいやっていて、19~20歳にかけて通しで小説を書いて終わりにしたのですが、当時は「もうこの話をずっと考えているから、早く終わらせなければ」という焦る気持ちがあったと思います(今から思えば、別にもう少し寝かせてもよかったんじゃないかなと思う気持ちもありますが、でも大学3年以降は当時興味があったアクリル絵画も本格的に活動したかったし、社会人になってからは忙殺されて創作どころではなくなってしまったので、やっぱりあの時書いておく他なかったのかなとは思います)。そういうわけで、私にとっては子供時代の憧憬や当時美しいと感じていたものが詰まったキャラクターで、私が未だに青島が大好きな気持ちにもつながっているのかなと思います。

で、アオってコウの家に来る前はどういう人間だったのだろう?とこれもまた子供時代に考えたところから美貌の青空の原案は生まれたと思います。実は美貌の青空は私が19歳の時に、HighBlueの前日譚として書こうとして挫折した物語でした。今回、同タイトルでブログに掲載しているものは、26歳の椿さんが語り部をやってくれているのですが、昔書こうとしていた小説は17歳の椿さんが語り部で、青島が椿さんの通う東京の中学に編入して高校中退することになるまでの話だったので、その時のエピソードも組み込んで書く形になりました。なので、正直かなり構成としては自己満というか、初見の、もともとのエピソードを知らない方が見た時に伝わるのだろうか?と思ったところはあるのですが、もう当時見てくれていた人もいないし、書いているときは読んでくれる方がいるかどうかもわからなかったし、人の目は気にせず自分が好きなように書こうの精神で最後まで書いたと思います。

HighBlueではまだアオ自身が自分がされたことについてうまく理解できていないところがあって、母親に対しては憐憫や後悔の感情が強かったところがありました。私はアオのそういうところも好きですが、性虐待や性暴力を受けた人の心理として、「時間が経つにつれ、徐々に自分がされたことを理解(というか解釈)して二度苦しむ」ということがあると思っていて、青島の場合はアオとは自分がされたことへの捉え方が変わっています。
男性の性被害の場合は、女性に対して身体的には強者であることから「逃げられなかった自分も悪かった」と考えがちで、被害を受けているというよりは共犯関係のような感覚を覚えやすかったり、「相談しても誰にも受け入れられない」という気持ちを抱えやすいようです。(そうだろうなと思います)
Dance with Strangerを書いた時にもそれは意識していたと思うのですが、椿さんって基本的にそういう重い内容も適当に流しちゃう性格なので、今見たら60点くらいの返しなのですが当時はこれが限界だよなあって思いながら書いていました。でもその60点ぐらいの返しが当時の青島にとってはちょっと寂しくもあり、居心地良くもあったんじゃないかな

今回、美貌の青空を描くにあたっては青島の母親についてかなり突き放した書き方をしたのですが、実は私は彼女のことも嫌いではありません。確かに世の中的には間違っていて、許されないことで、青島も修復不可能な傷を負ってしまったわけですが、一方で彼女が青島のことを(誤解をおそれずに言えば)深く愛していたとは思っています。そして、青島もそのことは理解していて、そのことはNirvanaに書いたので、完全に伝わることはなくても、少しだけでも伝わっていたらいいな・・と思います。

青島が椿さんと訣別して画家と住むことになるというお話自体は大体6、7年前の時点でアイディアのようなものはあったと思いますが、実際にお話にできて嬉しかったです。

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こんにちは。忙しくてなかなか長い文章が書けませんでした…長い文章が書けないとXで小出しにする感じになってしまうので、逆にうるさくなっちゃって申し訳ないなって思います。サブアカウントを作ることができないので、メインアカウントで全て話す感じになってしまって、絵が見たいだけで創作の語りとかどうでもいい話は求めてないよって方も多いと思うし、もしうるさかったらそっとミュートしたり離れていただけたらと思います。逆に絵は求めてないけど創作語りをもっとしてほしいって方は…いないかな。いなさそう…

私は基本的に今やっているような創作関係のものを売った経験がほぼないのですが(中学生とかまで遡るとあるかも…)、根底には自分の創作物は自分以外にはあまり価値がないと思っているのと、値段をつけてしまうことでお金と交換可能なものになってしまうのがつらいのかなと思います。特に青島と椿さんの話は自分の中で大切にしたいので、今後小説や漫画を描いてもそれを本にして売るとかはないと思います。(だけどイラスト集は誰が買うねんという気持ちはありつついつか出したいなと思っているので、今のところ青島と椿さんについてはストーリーや2人の感情を売り物にしたくないという気持ちが強いのかもしれないです。好きだから大切にしたい・・)

しかし本を作ったことが全くないわけではなく、実は2010年にHigh Blueという小説を本にしてごく周辺の人たちに配布したことがあるのですが、当時はウェブで公開することすら怖くて、そういう形でしか人に読んでもらうことができませんでした。自分の小説が精神的に未熟・技術的に稚拙だという意識があったのと、視線恐怖症的なところも相俟って(あと本を作ってみたいという気持ちもあって)そうなりましたが、今となってはそれが良かったのか悪かったのかはわからないなと思っています。本にしてしまうと、物理として残ってしまうので内容を加筆修正することができないからです。逆に、2013年に描いたembraceという小説(2013.2の全体話です)については細かい内容が気に入っていない・設定に修正が必要なため部分的に非公開にする、という選択をしていますが、そういう柔軟な対応ができるのがWEBの良いところなのかなと思います。

また、本にしてしまうと特定の人にしか届かなくなってしまうので(それはそれでいいときもあるのですが)青島と椿さんの小説は今後もウェブで一般公開して、できればいろんな人に読んでもらえたら嬉しいです。

ただ、本にして良かったなと思ったのは、色々な人から手紙やメールできちんと感想をいただけたことです。その中で、ここには書きませんが今でも覚えている言葉があって、書いてくれた人はもうそのときと同じ気持ちではないかもしれないし没交渉になってしまいましたが、その言葉をもらえたことで小説については自分の中ですでに満足した気持ちがあります。

encode♡

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こんにちは。サイトを作ってから雑記書きすぎだった気がするのでちょっとずつペースダウンしていきたいです。今週も副業の締め切りがギリギリでつらいです…毎週毎週飽きもせず締め切りに追われてるの愚かかもしれないけど、夏休みの宿題も最終日に苦しんでた気がします。

私は今年の4月にiPadを買って絵を再開したのですが、その時の目標は「自分の絵を愛せるようになりたい」ということでした。2013年ごろから自分の絵が好きではない・これ以上どうにもならないと思うことが増えて、ずっと絵を描いてきた人生だったのでこの10年?11年は本当に寂しかったです。iPadを買うにあたり、せっかく高い買い物をするのだからやれるだけやってみようみたいな気持ちだったと思います。

4ヶ月絵を描いた結果として、愛せる作品ができたか?と言われるとそれは割とYESだなと思います。完璧からは程遠いですし、私の絵よりも魅力的な作品は毎日Xに流れてきますが、自分なりに愛せる作品は何枚かできたと思います。「生活を愛せるようになるまで」も好きですし、最近描いた「BELOVED」も描いた当初はそんなに良さがわからなかったのですが、時間が経つにつれて自分に馴染んできた気がします。

今まで描いた作品の中でどれが一番好きか?と聞かれたら「美貌の青空」かなと思います。このイラストはあまり反応はなかったのですが、なんか自分の中では大好きです。

もともと7/7に小説を全部アップしたいから、それに合わせて青島誕生日イラストを描こう!というのが描いた動機だったはずですが、描いているうちに小説の内容を反映していったのが自分の中で特別感を増した理由なのかなと思います。

小説「美貌の青空」を書いていた時、同時並行で宮地尚子さんの「傷を愛せるか」、そしてその本の中で紹介されていた天童荒太さんの「包帯クラブ」を読んでいました。「包帯クラブ」の中では、主人公の女子高生ワラがディノという不思議な男の子との出会いをきっかけに、自分が傷を受けた場所に包帯を巻いてもらうことで少し心が軽くなることに気が付きます。目に見えない傷であっても、包帯を巻いてもらうことでそこに傷があることを認めてもらえた気持ちになれる、ということが書いてあり、「目に見えない傷でも包帯を巻いてもらっていいんだ」と、はっとしました。その発想はなかった・・

小説の中では高校生の椿さんが青島の家を訪ねた時に青島が腕に包帯を巻いていた描写がありますが、それ以降はケガの描写などはありません。だけど、その時の傷が治ったから大丈夫になっているかというとそういうわけではないことが描きたくて、この頃結構青島が包帯を巻いている絵を描いていたと思います。では椿さんは?と思い、彼にも包帯を巻いてあげるべきでは?と感じ、小説の以下の文をベースにラフを考えていったと思います(自分の小説引用するの謎だが)。

彼は僕のことを恋愛対象ではないと自覚しながらも、ただの情なのか、惰性なのか、離れていくことなく延々と性行為を受け入れ続けた。彼が僕のことを恋愛の相手として受け入れないことに僕が傷つき続けたのと同じように、そのことで青島もなんらかの傷を引き受けたのは明らかである。そういう意味では、お互いに理解しあえない傷と傷の間で、この関係が成り立っていたともいえる。(美貌の青空#3)

私は何度も書いている通り小説を書いていると椿さんに対してイライラしたり怒りの感情を抱くことが多く、かつ彼が世間的にも強者であることから、椿さんに関してはあまり労ったり苦しみを理解しようとしてきませんでした。でも、10年近く片想いしている相手から、気持ちを返してもらえないどころか、どこかで利用されていることにうっすら気が付きながら好きでい続けるというのは結構しんどいことなんじゃないかとも思います。私の創作は青島に痛みをかなり引き受けさせているところがあるので、椿さんの痛みについては「大したことないし、あなたは大丈夫でしょ」と考えてしまいがちなのですが、誰かに比べて浅い傷だというのは、その傷が痛くないということではもちろんありませんよね。椿さんに対してそういう労りの気持ちを持つことができたから、この絵が好きなのかもしれないです。

あと、絵的に椿さんは自立しているのですが、青島の重心は椿さんの方に傾いていて、支えがあるので立つことができているところも割と好きです。背景が何らかの屋上っぽいのは、「包帯クラブ」の中でワラとディノが出会ったのが病院の屋上だったから影響受けてるのと、セレストブルーの空が描きたかったからです。

ここまで書いて、私が自分の絵を愛そうと思ったら、物語がある絵ということが大前提なのかな?と思いました。これからも自分が愛せる絵を追求していきたいです◎

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