High Blueあらすじと母親への愛

こんにちは。青島の母への感情について考えていたら昔の創作の話をしないと伝わりづらいかな?と思ったので備忘を兼ねてあらすじを書いてみようと思います。
青島は昔創作をしていた時の小説「HighBlue」に登場するアオというキャラクターが元になっています。

美貌の青空はIF創作ですので、椿さんと青島のお話を単品で楽しみたい、死ネタが苦手という方は見ない方が良いかも

HighBlueは、語り部(主人公)がとある島に住むという14歳の女の子です。涼と兄の初春、そして向かいの家に住むコウという男の子は仲の良い幼馴染でしたが、1年前に初春が自殺してしまい、涼は家の空気が悪いので向かいの家のコウの家に入り浸っていました。涼はコウに対して幼い恋愛感情みたいなものを抱いていますが、1歳年上のコウはスポーツ推薦で本土にある高校に通うことになっているので、涼は少しずつ「一人になっていく感覚」みたいなものを感じているタイミングでした。
しかし夏休みに入ったある日、コウの従兄であるアオが現れたことで日常生活が変わっていきます。

コウとアオは母親同士が姉妹の従兄弟でしたが、大昔にアオの母親であるハルが家出してしまい、それ以来実家と没交渉になっていたので、2人は一度も会ったことがありませんでした。しかしアオの母親が事故で亡くなり、同乗していたアオが精神的に病んでしまい、父親も忙しかったので、療養を兼ねてコウの家に預けられたのでした。

髪も目も人工的な青色・さらに直前まで精神科に入院していたということから最初はアオに対して警戒心があった涼でしたが、3人で過ごすうちに少しずつアオに対する興味が出てきます。
そして、ある日、涼はアオが神社の御神体である日本刀を盗み出して部屋に置いているのを発見します。また、コウの母であるイズミが見せてくれた昔のアルバムに、アオそっくりの男性が写っていることに気がつきます。
イズミは「アオの父親は」「司とは兄弟だから、アオは叔父である遥に似たのだろう」ということを言いますが、実はとっくに遥が実父であることをアオから聞いて知っていた涼は、そのことをイズミに話します。
そして、今遥はどこにいるのかと尋ねると、この島にずっと住んでいるという情報を得ます。

涼がコウと一緒に遥の家に行くと、遥は少しも息子であるアオのことを鑑みていない様子でした。
その態度に反感を持った涼は、遥に対してアオのことを愛していないのか?と怒りをあらわにしますが、その返答が「とても愛している」ということだったので、涼は一体何が起きているのか、愛というのがなんなのか、よくわからなくなってしまいました。

そんなことがあった後、アオはこの島に住むハルの幼馴染でもある実の父親に(日本刀で殺すつもりで)会いに行き、その後調子を崩してしまいます。
ある日、コウと涼が部活の帰りに一緒にコウの家に帰ると、家の中に違和感を感じ、水音がする方へ向かい、風呂場で自殺を図り意識を失っているアオを発見するのでした。

アオは貧血程度で済みましたが、その事件があって東京に返されることになってしまいました。そして東京に帰る前日の夜中に涼の部屋を訪ねてきます。
そこでアオは涼に、自分の身に起こったことについて少しだけ話すとともに、理不尽な出来事、目を背けたい現実から自分の身を守る方法について教えてくれるのでした。

アオが東京に帰ってしまった後、涼はアオが亡くなったという話を聞きます。そして、コウも島から出てしまったある日、涼はお盆のお墓で誰かの墓参りに訪れている遥を見かけます。そこで手を振ってくれる遥の手の形がアオの手にそっくりなことに気がつき、血のつながりの不可思議さを感じるとともに、涼はアオが今まで眠れなかった分までゆっくりと眠れることを誰にともなく祈るのでした。

だいぶ端折ったりしているのですが、大体こんなあらすじの物語でした。

アオはずっと「母親を助けることでしか自分の存在意義を感じられなかった人」でしたので、私も共依存していた母親がいなくなってしまった彼には死しかないと考えていたかもしれません。
「自分の人生を他者に譲り渡した弱さが身の破滅につながる」ということが概念で、私も共感していましたので、こういう物語になったのかなあと思ったりします。

「自分の弱さが母親を殺してしまった」というのが青島にとって一番受け入れ難く、でも真実でもあり、その虚しさがNirvanaにもつながっているのですが、一方で母親が一人で死ぬのではなく無理心中の形をとったのは青島にとっては救いでもあったかもしれません。

今日的な価値観とは違うのですが、青島が自分を赦し、母親の弔いをしている↑の絵にFORGIVENESSという単語を当てました。(赤いバラが入っているのが一番のお気に入りポイントです!)
青島がどこにでも行けるのに(物理的に)東京に縛られていたのは椿さんがいたからなのかなと思っていますが、きっとこの絵の後は精神的にも縛られずにどこへでも行けるのかなと思いました!

ここまで読んでくださりありがとうございました◎
この話を書いた時、それまでずっとアオのことを大切に思ってくれていた人にとても嬉しいお手紙をいただいて、その時の感動がずっと続いているのが今の創作の原動力にもなっている気がします。
また機会があったらこの3人もイラストで描きたいです。

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