こんにちは!
突然ですが今年描いたイラストのうちお気に入りTOP3を発表させていただきます。
The Other Side of Love

実村さんから物体として(?)愛されている青島でした。
どういうことですか? と聞かれても一言では言えないので少し返答に困るんですが。
坂本龍一先生の同名のタイトルの曲をずっと聴きながら描いていて、とにかく描いている間幸せだったことを今でも思い出せる絵です。
椿さんと青島(no title)

あまり計画もなく描き始めたのですが、小説のワンシーンを漫画風に配置してみたらいい感じになった絵です。
思ったよりも使い勝手がよくて、イベントでサンクスカードとして配布したり、ポスターに使ったりしているうちにお気に入りになりました。
遠方からの手紙

イラスト本「LETTER FROM FAR AWAY」のノベルティとして配布した小説「遠方からの手紙」の表紙として描いた絵でした。ありし日の青島。
こういう、色相が緑に寄った絵はつまらないかなと思ったのですが、緑色の絵がやっぱり好きだなと思います。
あんまり自分の好きなもの、楽に描けるものばかり描くのはよくないかなと考えてしまうのですが、もっと自分の好きなものを描いても良いのかもと思った絵でもあります。
番外編 sunny spot


テーマ「日向」で描いた2枚でした。
椿さんの部屋(今はもうない)のイラストを描くのがやっぱり好きなのですが、あまりうまく描けなくていつも悔しいので、今後もチャレンジは続けていきたいです。
愛しさナンバーワン

あまり描いたことない色相で描けて楽しかったです。
以前に作ったサンクスカードがなくなってしまったので、次はこちらを何かにしようかな。
自分のイラストを好きになりたいという気持ちで絵を描き始めて、最初の2ヶ月は「全然好きじゃないな」と思っていました。でも、半年ぐらいしてからぽつぽつと良いなと思える機会が増えていった気がします。
この雑記を読んでくれている方はご存知だと思うのですが、私は「創作は私の人生。何がなんでも創作を続けるぞ」というタイプではまったくなく、「なんか描きたいものなくなったな。描かなくていいや」という感じで12年一次創作をしなかった(絵は時々描いてたけど)。この間、Xで「絵を描きたいけど描きたいと思うものがない」という悩みに対して、イラストレーターの方が「描きたいと思うものがなければ描かなくていいのでは」とアドバイス(?)していたのを見たのですが、もっともなご意見だなあと思うとともに、でも創作意欲はあるのにそれを外に出すことができないのって辛いだろうなあと思ったりもしました。運動不足でイライラしてる感じと通じるものがある(気がする)
なんにせよ、「描きたいもの」と「創作意欲」がセットである状況というのは割とレアなので、今後はそれをいかに保っていくかが大事な気がします。
どん底の話でもするか。
Maroon5のMapsを聴くと反射的に椿さんのことを考えてしまうんだ、私は。
青島のdarkest timeはわかるとして(そこにいたのが椿さんだったというのも)、椿さんにもdarkest timeはあったのだろうか? と考えてみて、あの頃の社会人1〜3年目なんかみんな多かれ少なかれdarkest timeでは? と思ったりしたのですが、どうなんですかね。(ちなみにこれを読んだ学生さんが社会人ってつらいんだ…と思ってしまったらあんまりなので補足しておくと、一応一昔前の話なので、あんまり自分には関係ないなって思ってもらえると幸いです)家族に聞いてみたら、「別に楽しかったけど。給料もらえるし」とのことだったので、別にそんなことないのかもしれない。
なので、椿さんのdarkest timeは今でもわからないまま…
私も例に漏れず、社会人1〜3年目はかなりきつい時期だったと思いますが、そういうきつい時期ほど誰かに頼りたくなるけど、でもやっぱり最後は一人で踏ん張るしかないんだよなあってことをなんか考えたりしました。一人で踏ん張ったから何かいいことがあるかっていうと、別にないんですけど。でも普通に考えて、他の友達に「きついんです」って言っても「そうなんだ、大変だね」としか言いようがないだろうし、言われた方も何もできなくて歯がゆいだろうし。(というか普通に迷惑をかけているという話よ)
でももちろん、darkest time時代(?)に声をかけてくれた人たちだっていっぱいいたんですよね。気晴らしに旅行に誘ってくれた学生時代の友達とか、何回もご飯に誘ってくれた絵のお友達とか…あんまり誰に何を話したかみたいなことは覚えてないのですが、それから数年経ってからお会いしたインターネットの古いお友達に「蝉さんが以前より元気になってて良かったです」と言ってもらえたときに、心配かけて申し訳なかったなって思ったことがあります。
これに少し似ているが、外国で暮らすことのメリットーーといえるかどうかはいささか疑問だけどーーのひとつは、自分が単なる一人の無能力な外国人、よそ者(ストレンジャー)でしかないと実感できることだ。(中略)外国人というだけではじめから差別を受けることもある。嫌な目にも随分あった。だまされたことだって何度かある。でも僕は、そういう目にあうのは決して無意味なことではないだろうと思っている。少なくとも差別されたり、あるいは部外者として理不尽な排斥を受けている僕は、何もかもをはぎ取られたゼロの、裸の僕だからだ。僕は決してマゾヒストではないけれど、たとえ弱者としてであれ、無能力者としてであれ、そういうふうに虚飾や贅肉のない全くの自分自身になることができる(あるいはならざるを得ない)状況を持つというのは、ある意味では貴重なことではあるまいかとさえ感じている。そのときはもちろんむかっ腹が立つし、傷つきもするし、「これは僕にとってはある意味では大事な経験なのだ」なんて悠長なことはとても思えないわけだけれど、あとになって冷静な気持ちで振り返ってみると、なんとなくそういう気がする。
村上春樹「やがて哀しき外国語」p278-279